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わたしの宮沢賢治 全盲の目に射す一条の光
● わたしの宮沢賢治シリーズ

わたしの宮沢賢治

全盲の目に射す一条の光


著者: 中学校教諭 新井 淑則

中学教師だった34歳で失明、
その後、養護学校の教師を経て、
日本で初めて全盲の中学担任教師となる。
自殺まで考えた著者を支えてきたのは、
体の中にまで溶け込んだ賢治の童話。
賢治の童話の数々のシーンが、
著者の人生にオーバーラップする感動の著!

定価:本体1400円+税

2020年2月27日 初版発行
小B6判・上製 本文240ページ
ISBN978-4-9910641-3-5 C0095

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著者は、いまや、あちこちのTVなどでも取り上げられている新井淑則先生ですが、これほどまでに「賢治の童話の世界が、著者の人生と同化している」、ということに改めて深い感銘を受けました。著者の人生に登場する人々に注がれるまなざしは、賢治のようにどこまでも優しく、また賢治の童話の引用を見ても、まさに新井先生には私たちに見えないものが見えているに違いありません。3ページに1度は、胸がいっぱいになる感動の1冊です。

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著者プロフィール

1961年、埼玉県生まれ。中央大学文学部を卒業後、埼玉県内で中学校の国語科教師となる。89年、右目に網膜剝離(もうまくはくり)を発症。休職後、養護学校に異動するが、95年には左目も失明し、全盲となる。約半年のあいだ自宅に引きこもり、絶望のなかで自殺も考える。だが、妻や家族の支え、視覚障碍(しょうがい)の高校教師との出会いなどをきっかけに復職を決意。99年、盲導犬とともに養護学校に復職。その後、盲学校に勤務。2008年、埼玉県長瀞(ながとろ)町立長瀞中学校に赴任。14年、同校1学年のクラス担任となる。15年、同県皆野町立皆野中学校に赴任。宮沢賢治作品の音読を取り入れたユニークな授業で知られる。また、市民団体「ノーマライゼーション・教育ネットワーク」の代表として、障碍者と健常者がよりよく共存できる社会や教育現場を実現するための活動を続けている。著書に『全盲先生、泣いて笑っていっぱい生きる』(マガジンハウス)、『光を失って心が見えた』(金の星社)がある。

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